四つ葉のクローバーが見つからない!

見つけようと思うと幸せは中々見つからない。そんな感じのブログ。

戦艦少女Rについて

7月1日より始まるクローバーシアターと戦艦少女Rのコラボイベント。

この記事では「戦艦少女Rってあんま知らないんだよな…」というユーザー向けに、戦艦少女Rのゲームやコラボするキャラクターを非常にざっくりとした形ではあるが紹介する。

『戦艦少女R』って?

世界各国の軍艦を擬人化したキャラ・「戦艦少女」を収集および育成し、敵の「深海軍」と戦うシミュレーションゲーム早い話が海外版艦これ。
2014年9月23日に「戦艦少女」が配信され、翌年2015年11月12日に「戦艦少女R」へと改題され今に至っている。
日本では2016年10月24日に「戦艦少女R」の正式サービスが始まった。

特色はなんと言っても軍艦の所属国の網羅っぷり。多数存在するいわゆる“軍艦ゲー”の中でも、戦艦少女Rは国の数が断トツに多い。
ド定番のアメリカや日本、ドイツ、フランス、イタリアは勿論のこと、カナダやデンマークと言った比較的マイナーな国に、ユーゴスラビアからスウェーデンといった知る人ぞ知る国まで幅広く取り扱っている。
戦艦少女Rの特色は「モンゴルの軍艦がいる」で大体伝わる。2021年現在、モンゴル海軍の軍艦を登場させた軍艦ゲーは未だに戦艦少女Rただ一つだけである。今後も多分変わらない

また、海軍の兵装の種類も異常に多いのも特徴のひとつ。
軍艦のエピソードに因んだ装備が多数存在しており、トイレや猫、ウラニウム極秘荷物、食器セットまでラインナップは豊か。
バレンタインデーを迎えた他の軍艦ゲーがチョコレート文化に勤しむ一方で、戦艦少女Rはプレイヤーにバレンタイン戦車を送りつけたのは有名な話。

そんなミリヲタ大バンザイな軍艦ゲーがこの戦艦少女Rである。

戦艦少女Rと幻萌

クローバーシアターの開発および運営をしている我らが幻萌。
その幻萌が最初に世に送り出したゲームこそが他ならぬ戦艦少女Rであり、幻萌が幻萌として生きる事になった直接の原因にもなっている。
幻萌という会社にとっても極めて重要な存在であり、何もかもがこの戦艦少女Rから始まっている。
詳しくは下記リンクを参照のこと。
https://archive.is/DLJKv

クローバーシアターとは無関係なようにも思えるが、常日頃スカウトでかっ飛ばしたり遺跡探索に駆り出している「Galo」が爆誕した背景には戦艦少女Rの存在がある為、こちらにも遠からず関わりがある。

キャラクター

レキシントン

戦艦少女R レキシントン

戦艦少女Rのすがた

クローバーシアター レキシントン

クローバーシアターのすがた

レキシントン級航空母艦、そのネームシップ

性能は超一流で、実装から7年近く経った今でも普通に難関ステージで活躍できる程度には強い。
数多く存在する戦艦少女Rのキャラの中でもぶっち切りで高い人気を誇るキャラクターであり、どれくらい人気かと言えば、ファンによる人気投票で1位を飾り、その余りの強さに「殿堂入り」という建前で事実上の出禁を食らったほど。
そしてその「殿堂入りキャラ」達による史上最強人気キャラ決定戦とでも言うべき第4回人気投票でも、所属する重量級部門においてやはり優勝している。
グッズも多数制作されており、フィギュア化も果たしている。
ファンからの愛称は「ママ」。

戦艦少女Rではお馴染みの光景である開幕爆撃による先制攻撃は、クローバーシアターでは「戦闘開始時、奥義を先制して発動する」という形でしっかり再現されている。
日本語版ボイスを演じているのは大原さやか女史。イモラと声優が同じであり、仮に日本語版で同様のイベントが開かれた場合、CV大原さやかSSRキャラが2人もいるという奇妙な光景が実現してしまう。

長春

戦艦少女R 長春

戦艦少女Rのすがた

クローバーシアター 長春

クローバーシアターのすがた


ミサイル駆逐艦長春。チャンチュンと読むが、筆者はそのまま「ながはる」と読んでいる。
戦艦少女Rの戦場にミサイルという超近代兵器を持ち込んだ最初の艦であり、登場してから今に至るまで常に最前線で戦い続ける最強キャラのひとり。
困ったら長春を編成するとだいたい上手くいく。ミサイルの力は伊達じゃあない。
司令官のことが大好きな少女であるが、若干度が過ぎているきらいがあり、その愛はヤンデレめいている。
誓約を交わす前から司令官に愛をガンガンとぶつけてくる。何をするにも、どんな時も司令官と一緒にいたい。食事は常に自分と取りたい。そんな少女。愛が重い。
そんな彼女もこれまた高い人気を誇るキャラであり、第3回・第4回の人気投票ともに所属する軽量級部門で優勝を収めている。
なお、戦艦少女Rには前身であるレシーテリヌイも存在している(というよりレシーテリヌイを改造する事で長春になる)が、クローバーシアターには長春名義で参戦。
隣にいるパンダらしき謎の存在はミサイルの発射装置。

戦艦少女Rにて現在進行系で猛威を振るい続ける先制攻撃はクローバーシアターでも健在。レキシントンと同様、「戦闘開始時に奥義スキルを発動し、敵キャラ2体にダメージを与える」という仕様で原作再現が成されている。

だが生身の相手にミサイルを撃ち込むのは流石に絵面が不味かったのか、発射装置であるパンダを敵目掛けてかっ飛ばし、それとの連携攻撃を行うという内容に変更されている。

セント・ジョージ

戦艦少女R セント・ジョージ

戦艦少女Rのすがた

クローバーシアター セント・ジョージ

クローバーシアターのすがた

未建造に終わったN3級戦艦のうちの一人。戦艦少女Rのキャラとしては深海軍も含めて最も新顔となる。
名前の由来となった聖ゲオルギウスに因んでか、聖書や伝承にまつわるセリフが多い。
どうも本物の天使を目撃した事があるようで、その姿は「端的に言ってめっちゃ怖い」らしい。
それ以外にも邪なる存在を浄化させる力を持つ聖槍を持っていたりと、守護聖人の名に恥じない聖なるキャラっぷりを見せている。

下記のミズーリにも引けを取らない最強クラスの戦艦であり、「大艦隊」と「巨砲の火力」という2つのスキルを持っている*1

「大艦隊」は単縦陣と梯形陣の際に自身の火力が上昇、同航戦とT字有利であれば与ダメージもアップ、反航戦による火力減衰を無視できるもの。

「巨砲の火力」は艦隊内に戦艦が2隻以上いれば自身の装甲値と砲撃ダメージが、巡洋戦艦が2隻以上いればクリティカル率と命中率がそれぞれ上昇する。加えて自身よりも火力の低い相手を攻撃した際、最大15%の追加ダメージが発生するというもの。

「大艦隊」も非常に強力であるが、「巨砲の火力」は戦艦系のキャラを複数人起用することが多いハードモード終盤において非常に効果的に働くスキルであり、効果をフルに発揮すると自身の圧倒的な火力と合わさってどんな敵をも容易く粉砕する火力モンスターと化す。
原作のイラストではイラストレーターの持ち味がこれでもかという程に炸裂しており、改造後の中破姿はもはや絵画の領域へと突入しつつある。
そんなセント・ジョージはクローバーシアターには改造後の姿で参戦。特徴的な馬と竜の艤装はこちらでも健在。

 

ミズーリ

戦艦少女R ミズーリ

戦艦少女Rのすがた

クローバーシアター ミズーリ

クローバーシアターのすがた

アイオワ級戦艦3番艦ミズーリ
長春同様、登場してから今に至るまで最前線で戦い続ける最強キャラの一角。
そして戦艦少女Rに最初に登場した「ミサイル戦艦」。主砲で数多の深海軍を殴り倒してきた彼女はとうとうミサイルでも殴るようになった。
原作では現実世界で『バトルシップ』を始めとした多数の映画に出演している事を反映してか、多数のファンを抱えるスターというキャラ。
その一方で司令官にはファンでは決して拝めないだらけた姿や甘える姿を見せており、その破壊力は抜群。
自身の高い戦闘能力に匹敵する同僚がいない事をつまらなく感じている節があり、「誰か」との戦いを望んでいる。その「誰か」は推測する事しかできず、意味深である。
レキシントン長春と同じく高い人気を誇るキャラであり、衣装も多数実装されている正にスターダムな存在。

最強キャラと書いた通り無類の強さを誇るミサイル戦艦であり、「決戦の力」と「トマホーク」という2つのスキルを持っている。

「決戦の力」は戦艦系の敵を優先して攻撃し、それらに対するクリティカル率が上昇。そしてクリティカルした場合、自身の中破・大破による火力減衰を無視できるというもの。

「トマホーク」は砲撃戦での火力低下と引き換えに、開幕のミサイル攻撃のひとつが必ずクリティカルするようになり、その上クリティカルダメージも最大30%上昇する。

どちらのスキルでも非常に高い突破力を誇るキャラであり、後述するD.Yamatoを「決戦の力」による優先攻撃で狙い撃って一撃で沈める様は熟練のアドミラルであれば親の顔より見た光景。
なお、戦艦少女Rでは最高レアリティの星6キャラであるが、クローバーシアターではまさかのSR。

 

ゲーベン

戦艦少女R ゲーベン

戦艦少女Rのすがた

クローバーシアター ゲーベン

クローバーシアターのすがた

戦艦少女R史上もっともレアな艦。
というのも、本場中国ではβテストに参加してくれたプレイヤーへの感謝の証」としてプレゼントされたものである為。その上、公式から直々に「再配布も再実装も絶対にしない」と発表されているので迎え損ねたユーザーに対する保証は一切なし。
これは日本版でも同様で、2016年11月11日~17日の間にのみ出現した限定クエストを達成したユーザーのみがゲーベンを迎えることができる。
また、戦艦少女Rでは実装されたキャラクターには必ず図鑑ナンバーが設定されているが、このゲーベンにはそもそもナンバーが設定されていない*2
なので図鑑コンプリートに支障は無いが、後から参加したユーザーは「図鑑はコンプリートしているのに全ての艦を持っている訳ではない」という、非常に歯がゆい思いをすることになる。
そんなこんなで正に幻の艦であり、このゲーベンを持っているユーザーはそれだけでステータスに泊が付く。でも持ってなさそうな奴に「ゲーベンおりゅ??」とマウントを取るのは止めよう。
なお、クローバーシアターにはケモ耳を生やして参戦しているが、これはクローバーシアターの世界に馴染む為に生やしたもの。

なので戦艦少女R側ではケモ耳は生えていないものと推察できる。

クローバーシアターには【艦娘】種族を全面支援する強力なヒーラーとして登場。

 

D.Yamato

戦艦少女R D.Yamato

戦艦少女Rのすがた

クローバーシアター D.Yamato

クローバーシアターのすがた

敵である「深海軍」のリーダーキャラにして、愛すべきもうひとりの主人公。
かつては「休みたい!!」と悲痛な叫びを上げるブラック企業務めのネタキャラとして描かれもしたが、『戦艦少女R』にストーリーが設定されるようになってからは深海軍の頼れるリーダーとして存在感を発揮。
相棒である「401」と熱い友情の物語や、暴走する味方深海軍の悪行を真っ向から叩き潰す姉御として活躍し、ダークヒーローとしての立場を確固たるものにしている。
現在は諸悪の根源たる「深淵」への打倒を目標とし、人間たちと手を組んで戦っている。
だが深淵との戦いでボディの素体*3を捨てざるを得なくなる事態に陥り、深海軍のリーダーを401に任せて散っていった。
その都合でストーリーからは一旦離脱してしまったが、401の回想で度々登場し、姉御肌あふれる姿を見せつけている。

ゲーム上ではイベント海域のハードモードで登場する事が多い。「砲撃戦でダメージを受けるとバリアを展開し、次に受けるダメージを0にする。」という厄介極まりないスキルを持っており、かなりの難敵。オマケに中破・大破による火力減衰を無視する効果も持っている為、彼女を相手にする上では一撃で倒すことが求められる。
なお、ティターニアの愛称である「紫白菜(紫キャベツ)」は元々このD.Yamatoを指す相性であり、当コラボにて遂に新旧紫キャベツによる夢の競演が実現した。

 

パキーナ

戦艦少女R パキーナ

戦艦少女Rのすがた

クローバーシアター パキーナ

クローバーシアターのすがた

深海軍のネームドキャラ。端的に言えばメスガキ。

遊んであそんでとウザ絡みし、拒否されると怒る。横暴で我儘なメスガキ。
戦艦少女Rのストーリーでは「深淵」の側近として活躍するキャラであり、深淵の妥当を目指す人間やD.Yamato達にとってはかなり重要な存在。
ただし完全に敵対しているという訳ではなく、譲歩できる部分には譲歩することもある。
D.Yamatoが401との友情物語を育む一方で、パキーナはD.Yamato側の深海軍キャラであるShokakuとの腐れ縁がよく描かれる。
愚直なShokakuとメスガキなパキーナとの関係は一言で表せるものではなく、一番付き合いが長いという事や敵対しているという事もあってその関係性はかなり複雑。

ゲーム上では666という非常に高い耐久*4と高攻撃力を持ってプレイヤーの前に立ちはだかる事が多い。ただし防御力はあまり高くなく、戦艦の攻撃で景気よく大ダメージを受けるので彼女だけであれば比較的倒しやすかったりする。
因みに戦艦少女Rでは見ての通りパンツ一丁というとんでもない痴女スタイルな服装をしているが、流石にクローバーシアターでそれを再現するのはレーティング上不可能なので服を着てもらっている。

 

Shokaku

戦艦少女R Shokaku

戦艦少女Rのすがた

クローバーシアター Shokaku

クローバーシアターのすがた

深海軍のネームドキャラ。

性格はパキーナの項で述べた通り。良く言えば真っ直ぐ、悪く言えば頑固。深海軍の堅ぶつお姉さんがShokakuだ。

「深淵」との戦いに一度敗れ屈したが、妹のZuikakuとの対話の中で「自由になる」という約束を思い出し、それを果たすため再起。自らの自由を妨げる深淵の撃破を目指し、D.Yamato勢力に加わった。

そしてその前には旧知の間柄であるパキーナが立ちはだかっており……。

Shokakuの再奮起までの物語は非常にヒロイックに描かれており、D.Yamatoとはまた別ベクトルで主人公感に溢れたキャラクターとなっている。

現深海軍のリーダーである401曰く「素直じゃないが良い人」「話し相手が必要だと思う」「D.Yamato様とは言い合いになるがこれは仲が良いと言うんじゃないか」との評。

 

コルモラン

戦艦少女R 補給艦

戦艦少女Rのすがた

クローバーシアター コルモラン

クローバーシアターのすがた

深海軍の輸送艦。定期的に開かれる「戦利品イベント」にて各海域に登場し、ポップした彼女を倒すと「戦利品」が貰える。
だがその「戦利品」がどう見てもパンツにしか見えない為、プレイヤーからは専らパンツイベントとして認識されている。
コルモランは邪智暴虐のプレイヤーから常にパンツを剥ぎ取られる、哀れな深海軍なのである。
彼女自身の戦闘能力は悲しいほど低く、ストーリーではたまたま遭遇した初期艦4名*5にボコボコにされパンツをむしり取られるという悲惨な目に遭っている。

今回のコラボイベントで集めることになる「戦利品」も彼女にまつわるイベントが元となっている。
そんな脆弱極まりない存在だが、クローバーシアターではサポート専門のキャラとして登場。攻撃不可能という厳しいハンデを背負った代わりに、味方キャラの火力や回避力を上げたり体力を回復させたり、自らを囮にして敵の攻撃から仲間を庇ったりと非常に多芸。ピーキーな性能ではあるが非常に強力なサポートキャラとなって参戦した。
ちなみにコルモランという名前はクローバーシアター独自のものであり、戦艦少女Rでは「迷子になった補給艦」という名前で登場している。

*1:戦艦少女Rでは複数のスキルを持っている場合、そのうちのどれか1つのみを選べるシステムになっている

*2:かつては設定されていたが削除された

*3:深海軍にとって命のようなもの

*4:クローバーシアターで言うところのHP66666くらい。

*5:駆逐艦