【前回までのあらすじ】
帰ってきた世界樹を遊び倒した。
そして最高難易度でやるもんじゃないと確信するのだった。
ハーフアニバーサリー
7月14日でクローバーシアターはサービス開始から半年を迎えた。おめでとうございます!
それを祝して豪華ログインボーナスやアイテムの期間限定販売が行われた。
これからさらなる発展や飛躍を遂げ、ますます活躍することを当ブログも応援しています!ガンバレ幻萌!
ということで迎えたクローバーシアターの初めてのアニバーサリーだが、この7月は筆者のプレイ状況にも初めてのことが幾つかあった月となった。
今回はそれらを紹介していこう。
はじめての星6
7月10日、リリースから半年が経過するその4日前。
遂に遺跡限定キャラの紅玉が星6に到達した。
アップデートで強化が行われ、βテスト時代ほどではないが確かな実力を発揮できるようになった紅玉。
筆者のパーティでは特に起用する予定は無いのだが、しかし1つのエンドコンテンツキャラをランクマックスにできたのは継続の証として達成感や嬉しさがあるというものだ。
遺跡限定キャラとしてはしばらく前に風属性のシトリンが追加されたのだが、星を中途半端に上げた状態で他のキャラへ目移りするのもなんだかな…という訳で紅玉のランク上げに注力したのが6月から7月にかけての主なプレイ状況だ。
それが完遂し、ようやくシトリン確保へ手をのばすことができるようになった。
シトリンは奥義スキルの演出が半端なく格好良くて気に入ってたキャラなのでそちらへ注力できるようになったのはモチベーションの維持にも繋がる。
紅玉確保の時とは異なり、いまは遺跡の困難モードも鼻歌を歌いながら周回できるようになったのでシトリンの星6は比較的スピーディーに到達できると思うが、果たして何月に達成できるのか。タイムアタックという訳ではないが、そのような楽しみ方が出てきたところである。
はじめてのTOP100
廃人プレイヤーとしては恐らく真のエンドコンテンツになると思われるPvPモード・『次元競演』。
このモードにはスコアに応じた段位がそれぞれ設定されており、最高は1段なのだが、その中でも上位100名のプレイヤーには段位と共に「伝説」の称号が授与される。
ガチガチのガチプレイヤーはこの「伝説」称号を賭けて日夜激しい戦いを繰り広げている。
この「伝説」の称号は筆者には長らく無縁のものであり、そもそもはなから狙ってすらいないのだが、時として不思議なことは起こるのが人生というもの。
「いつもギリギリになって1段に滑り込むし、たまには気合を入れてバチッと1段に上がっておこうか」と考えて珍しく精力的にPvPモードへ取り組んでいたらあら不思議。
タイミングが良かったのかなんなのか、なんと81位にランクインしているではないか。
団長人生を送り始めてからはや半年が経つ7月17日、初めてのトップ100入りを果たしてしまった。
最初こそトップ100入りを果たした感慨深さに浸り、これだけで満足していたものだが、しかし人間というのは欲深い生き物である。次第に「これ頑張れば維持できるんじゃないか……?」という無課金のカジュアルプレイヤーにあるまじき思考が顔を覗かせてきた。
相手を選びに選び、間隙を縫うかのように着実にスコアを稼いでいくOmochiちゃん団長。
そして7月19日にはとうとうトップ50入りを果たしてしまった。
歓喜に打ち震えるOmochiちゃん団長。
当初は夢物語や絵空事でしかなかった「伝説」の称号が輪郭を帯び、確かな形を持って現実的なものへと近づいていくのを実感した。
「なれる!なれるんだ!伝説に――!」
……以上が、Omochiちゃん団長の
確かに「伝説」の称号は形を持った。だがそれは杯や王冠といった栄光に満ちたものなどではなく、巨大で獰猛な魔獣の姿をしていたのだ。
そもそもここまで登りつめる事ができたのは勝てそうな相手を選んで勝利を掴んできたからだ。
虚構の勝利をいくら積み重ねたところで空虚なものであることに変わりはなく、虚偽と欺瞞の栄光に力など存在しない。
トップ50ともなると当然ながらどの相手も強敵揃いになる。
弱者を狙って勝ち進んできたOmochiちゃん団長とは異なり、彼らは猛者を退けて今の地位を築き上げた覇者たちなのだ。
そんな相手にOmochiちゃん団長が挑めば結果は火を見るより明らかなもの。
敗北、敗北、そしてまた敗北、さらに敗北。
トップ100を維持するには当たり前ではあるが勝ち越してスコアを伸ばす必要がある。最終スコアがマイナスになってしまっては、あっという間に「伝説」を狙う貪欲な猛者たちに飲み込まれてしまう。
それに飲まれてしまったのがOmochiちゃん団長だった。
勝てない、とにかく勝てないのだ。
「たまたまトップ100に入ったからキープ狙ってみよ!」というどこまでもカジュアルなスタンスのOmochiちゃん団長と最初から「伝説」を狙うガチスタンスのプレイヤーとでは圧倒的な力量差が存在したのだ。
それでもなんとか食らいつこうと足掻くOmochiちゃん団長だが、栄光はもはや過去のもの。
最終スコアをプラスで終えてもそれは微々たる量で、トップ100を維持するにはあまりにも物足りないものだった。
日を追うにつれ下がっていく順位。ジワジワと上がっていくトップ100のボーダーライン。
やがて迎えた最終日。
トップ100の中に、Omochiちゃん団長の名前はどこにも無かった。
敗北者の烙印だけが、そこにあった。
今回はここまで。次回に続く!